花き生産情報第7号
平成29年10月19日発表
青森県「攻めの農林水産業」推進本部
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キクの高品質生産に向けて、健全な親株の育成に努めましょう。
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☆秋ギク
1 生育状況
生育は概ね順調である。
病害虫の発生は、一部でハダニ類が見られるが、全般に少ない。
表2 生育調査(10月10日現在)
場所 |
年次 |
品種 |
定植月日 |
草丈(㎝) |
葉数(枚) |
備考 |
八戸市 |
本年 |
神馬2号 |
7月18日 |
106.3 |
60.0 |
無摘心 |
前年 |
神馬2号 |
7月19日 |
107.0 |
68.3 |
無摘心 |
五所川原市 |
本年 |
神馬 |
7月3日 |
119.0 |
62.8 |
2本仕立て |
前年 |
神馬 |
7月4日 |
118.8 |
66.5 |
2本仕立て |
平年 |
神馬 |
7月6日 |
116.1 |
64.2 |
2本仕立て |
(注)八戸市の平年値:平成28年から調査場所の変更によりなし
五所川原市の平年値:平成22~28年の平均値
2 今後の作業
(1)病害虫防除
白さび病や灰色かび病の予防防除を定期的に行うほか、アブラムシ類等の早期発見
・早期防除に努める。
(2)収穫
収穫適期は3分咲きを目安とするが、出荷先により異なるため事前に切り前を確認
する。
☆夏秋ギク
1 今後の作業
(1)親株の整理
親株には病害虫の被害の無い健全なものを用いる。
生育が劣る株、半身萎凋病やウイルス病の感染が疑われる株は抜き取り処分する。
(2)親株の伏せ込み
伏せ込みは、10月下旬までに日当たりと排水の良いハウスで行う。11月にずれ込ん
だ場合は、親株の活着を促すためトンネル等を設置する。
(3)親株の伏せ込み後の管理
伏せ込み直後は、十分にかん水して活着を促し、活着後は5℃以下の低温に十分に
遭遇させる。
白さび病や灰色かび病の予防防除を定期的に行うほか、アブラムシ類等の早期発見
・早期防除に努める。
※本年度の花き生産情報は今回で終了します。来年度は4月から発行する予定です。
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◎ハウス用ビニールやマルチなどの使用済プラスチック類は、市町村適正処理協議会や
農協の回収システムなどを利用し、適正に処理しましょう。
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◎日本一健康な土づくり強化月間(9月~11月)
安全・安心な農産物を安定して生産するためには、土づくりが重要です。堆肥の施用
や土壌診断などにより、健康な土づくりに取り組みましょう。
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◎秋の農作業安全運動展開中!(8月15日~10月31日)
1 高齢者の事故多発!農作業は、焦らず、急がず、慎重に!
2 ほ場への出入りや傾斜地は要注意!機械の転倒・転落を防ごう!
3 機械点検時にはエンジン停止!機械への巻き込まれに注意!
4 高所作業では、周囲の状況を確認し、身体の安定を保とう!
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◎農薬は適正に使用しましょう。
1 農薬の飛散を防止する!
2 農薬は使い切り、河川等へ絶対捨てない!
3 農薬を使用する場合には、必ず最新の農薬登録内容を確認!
【農薬情報】(http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_info/)
【農薬登録情報提供システム】(https://pesticide.maff.go.jp/)
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花き生産情報第7号.pdf (455KB)
花き生産情報第7号【要約版】.pdf (444KB)