野菜畑作生産情報第1号(要約版)
平成30年4月19日
青森県「攻めの農林水産業」推進本部
────────────────────────────────────────────
◎ 小麦の生育は平年並から下回っている。適切な追肥で生育量と品質を確保しよう!
◎ にんにくの生育は平年並からやや早まっている。適期追肥と春腐病等の防除を徹底しよう!
────────────────────────────────────────────
○小麦
1 生育は平年並から下回っている。
2 2回目の追肥は止葉抽出期から出穂期に生育量をみて適切に行う。
3 うどんこ病と赤かび病の適期防除に努める。
○にんにく
1 生育は、平年並からやや早まっている。
2 追肥は、りん片分化期等の生育状況を確認しながら適期に行う。
3 さび病、春腐病の早期発見、早期防除に努めるとともに、春腐病の被害株は抜き取って処分する。
○ながいも
1 春掘作業は、おおむね平年並となっている。芽が動くなどの品質低下を招くので、
4月末までに作業を終える。
2 トレンチャー耕は、穴落ちなどを防ぐため適正速度を守る。
3 栽培法に合わせて種いもを準備するとともに、早植栽培では4月下旬から5月上旬
に植付けする。
○トンネルにんじん、だいこん
1 好天時は換気し、適正な温度管理に努める。
○トマト、メロン
1 苗の生育は、平年並である。
2 定植に向けて徐々に気温を下げて順化する。ただし、降霜が予想される時や低温時
には、二重被覆等で保温に努める。
3 地温の確保のため、早めにマルチングを行うなど、ほ場準備を計画的に進める。
────────────────────────────────────────────
◎育苗中や定植間もない農作物は、降霜等の影響を受けやすいので、週間天気予報など
に十分注意し、適正な栽培管理に努めましょう。
────────────────────────────────────────────
◎決め手は土づくり! 日本一健康な土づくり運動展開中!
ほ場の準備に当たっては、土壌診断に基づいた土づくりに努めましょう。
────────────────────────────────────────────
◎農薬の使用に当たって、 農薬は適正に使用しましょう。
農薬の飛散を防止しましょう。
農薬は使い切り、河川等へ絶対捨てないようにしましょう。
クロルピクリン剤など土壌くん蒸剤を使用する際は、必ずポリエチレンフィルム等(厚さ0.03mm
以上または 難透過性の資材)で被覆してください。
農薬を使用する場合には、必ず最新の農薬登録内容を確認してください。
【農薬情報】(http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_info/)
【農薬登録情報提供システム】(https://pesticide.maff.go.jp/)
────────────────────────────────────────────
◎春の農作業安全運動を展開中です(4月1日~5月31日)
例年、4~5月は、農作業事故が多くなる時期となっています。
体調やまわりの状況を確認し、安全な農作業に努めましょう。
1 慣れた作業でも油断」せず、注意して行いましょう。
2 必ず、作業の合間に十分な休憩を取りましょう。
3 自分を過信しすぎず、無理のない作業を行いましょう。
4 一人での作業は避け、やむを得ず一人で作業を行う場合は、家族に作業場所を伝え、
携帯電話を持ちましょう。
5 家族や周りの人など、地域全体で注意を呼びかけましょう。