◎ 大豆は、ほ場ごとの適期収穫で良品生産に努めよう!
◎ 小麦は、ほ場の排水対策と雪腐病防除を徹底しよう!
◎ ながいもは、適期収穫で良品生産に努めよう!
◎ 秋ギクは、病害虫の防除を徹底し、親株は適切な温度管理をしよう!
〇 大 豆
・早いほ場では成熟期となり、収穫作業が始まっている。また、倒伏しているほ場が散見される。
・コンバインによる収穫適期は、茎水分50%以下、子実水分20%以下となった時期である。収穫が遅れると紫斑病などの被害粒が増加し、収量や品質が低下するので、収穫適期に達したほ場では計画的に刈取りを行う。
・倒伏したほ場は別刈りを行い、品質向上に努める。
〇 小 麦
・は種後の生育は、おおむね良好である。
・湿害や雪腐病を防止するため、明きょの設置など排水対策を徹底する。
・雪腐病の防除のため、11月中旬から下旬に薬剤散布を行う。
〇 ながいも
・いもの生育は、9月中旬の少雨により、いも径が平年を下回り、品種によっては、いもが平年より長い傾向が見られるが、おおむね順調である。
・収穫は、11月上旬以降、茎葉が完全に黄変し、試し掘りでアクが発生しないことを確認してから開始する。
・雨天など過湿なほ場条件での掘取作業は、貯蔵中の腐敗を招くので行わない。
・茎葉の絡んだ「ながいもネット」は、堆肥化等により減量し、ネットと茎葉を分別した上で適正に処理する。
〇 秋冬だいこん
・9月以降は温暖であったことから、平年より6日早く収穫期を迎え、収量は平年を上回った。
・収穫は、ほ場ごとに試し掘りで肥大状況を確認してから行う。
〇 冬期間のハウス栽培
・降雪、強風等に備えて、ビニールやマイカ線などの点検・補修を行う。
・ハウス内は、循環ファン等を設置して温度ムラを減らすとともに、時間帯に応じた細やかな温度管理ができる変温装置を活用したり、暖房機の温度を生育適温の下限に設定するなど省エネ対策に努める。
〇 秋ギク
・生育は順調で、病害虫は、ヤガ類やアブラムシ類が散見される。
・白さび病や灰色かび病の予防を定期的に行うとともに、アザミウマ類等の害虫の防除を徹底する。
・収穫は、2~3分咲きを目安に採花する。
・親株には病害虫の被害の無い健全なものを用いる。
・10月下旬までに親株の伏せ込みを行う。