青森地方気象台発表(2024年10月18日16時33分)「大雨と雷及び突風に関する青森県気象情報 第1号」によると、青森県では、大気の状態が非常に不安定となるため、19日朝から昼過ぎにかけて、大雨となる所がある見込みです。また、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。今後の気象情報に十分注意し、次の点に留意して、被害の未然防止と軽減に努めてください。
なお、ほ場の見回り等については、危険な場所には近づかず、安全を十分確保して慎重に行ってください。
【事後対策】
1 共通の対策
(1)地盤が緩み崩壊の恐れがある農地・林地及び農道・林道並びに増水中の河川などには、絶対に近寄らないようにする。なお、異常を発見した場合は、速やかに市町村等へ連絡する。
(2)浸水や冠水したほ場・園地では、明きょやポンプにより速やかに排水する。
(3)大雨の影響で土壌がぬかるんだ状態になっている場合は、転倒や車両の横滑りなどが発生しやすいので、農作業事故防止に努める。
2 りんご・特産果樹
(1)園地が冠水した場合は、できるだけ早く、果実や葉に付着したゴミを取り除き、泥を清水で洗い落とす。また、有袋果は除袋してから、これらの管理を行う。
(2)倒伏した樹は、できるだけ早く起こして、支柱で支える。
(3)ぶどうの垣根、支柱等が倒れた場合は、速やかに補修する。
(4)果実を加工用に仕向ける場合は、農薬使用基準上の問題がないことを確認する。
3 野菜・花き・畑作
(1)ながいもの支柱が倒れたり、植溝が陥没した場合は、速やかに修復する。
(2)ほ場やビニールハウスを点検し、被覆資材やパイプ等の損傷がある場合は速やかに修復する。
(3)いちごなど果菜類で浸水・冠水した場合には、泥を清水で洗い流し、マルチの裾を上げて、株元を乾かし、浸水した果実は早急に取り除く。
(4)強風や浸水・冠水等により損傷を受けた場合は、病気が蔓延しないよう、薬剤を散布する。
4畜産
(1)畜舎が浸水した場合は、家畜伝染病の発生を予防するため、消毒を徹底する。
(2)ロールベールサイレージのストレッチフィルムが破損した場合は、破損部分を速やかに補修するとともに、できるだけ早く家畜に給与する。
(3)降雨後、飼料畑に停滞している水は、速やかに排水する。
(4)浸水等の被害を受けた飼料は、品質を見極め、十分注意して給与する。
(5)倒伏した飼料用とうもろこしで、今後の回復が見込めない場合は速やかに収穫・調製する。
5 農地・農林業用施設
(1)農地・林地・農林業用施設が被災した場合は、速やかに被災状況を市町村へ報告する。
(2)被災した農地・林地及び農林業用施設は、身の安全を確保した上で、シートで被災箇所を覆うなど、被害が拡大しないよう努める。