花き生産情報第2号
令和元年5月20日発表
青森県「攻めの農林水産業」推進本部
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施設内の温度変化が激しい時期です。適正な温度管理により高品質な花きの生産に努めましょう。
土壌診断に基づいた施肥設計で、バランスの良い土づくりに努めましょう。
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1 夏秋ギク
(1)生育状況
4月定植の生育はおおむね順調である。
一部で白さび病の発生が見られるが、全般に病害虫の発生は少ない。
(2)今後の作業
・切り花品質向上のため、わき芽は小さいうちにかき取る。
・白さび病などの発生防止のため、過湿や多肥を避け、早期発見・早期防除に努める。
2 秋ギク
(1)今後の作業
・太さが揃い充実した苗を出荷時期に応じて定植する。
・定植後は、日中の気温が25℃以上にならないように管理する。
3 トルコギキョウ
(1)生育状況
春定植栽培の生育はおおむね順調である。
一部で立枯性病害の発生が見られるが、全般に病害虫の発生は少ない。
(2)今後の作業
・老化苗は生育が劣るので、展開葉4枚までの苗を定植する。
・生育の停滞やロゼットを防ぐため気温が25℃以上にならないように管理する。
・立枯性病害が発生した際は、発病株の抜き取り処分を徹底する。
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◎決め手は土づくり! 日本一健康な土づくり運動展開中!
◎農薬の使用に当たって、
農薬は適正に使用しましょう。
農薬の飛散を防止しましょう。
農薬は使い切り、河川等へ絶対捨てないようにしましょう。
クロルピクリン剤など土壌くん蒸剤を使用する際は、必ずポリエチレンフィルム等(厚さ0.03mm以上または難透過性の資材)で被覆してください。
市販されている除草剤には、農作物等の栽培管理に使用できない「非農耕地専用除草剤」があるので御注意ください。
【農薬情報】(http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_info/)
【農薬登録情報提供システム】(https://pesticide.maff.go.jp/)
◎春の農作業安全運動を展開中です(4月1日~5月31日)
例年、4~5月は、農作業事故が多くなる時期となっています。
体調やまわりの状況を確認し、安全な農作業に努めましょう。
1 慣れた作業でも油断せず、注意して行いましょう。
2 必ず、作業の合間に十分な休憩を取りましょう。
3 自分を過信しすぎず、無理のない作業を行いましょう。
4 一人での作業は避け、やむを得ず一人で作業を行う場合は、家族に作業場所を伝え、携帯電話を持ちましょ
う。
5 家族や周りの人など、地域全体で注意を呼びかけましょう。
◎農業保険(農業共済及び収入保険)への加入について
自分にあったセーフティネットに加入し、農業経営に万全の備えをしましょう。
1 農業共済
「農業共済」は、自然災害等により農作物・家畜・園芸施設に損害が生じた場合に補償される制度です。
2 農業経営収入保険
今年から始まった「農業経営収入保険」は、自然災害に加え、農産物の価格低下などにより販売収入が減少した場合に補償される制度です。加入には、青色申告の実績が条件となっています。
※詳しくは、お近くの農業共済組合にお問い合わせください。
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