臨時農業生産情報(雷と突風及びひょうに対する技術対策)

    臨時農業生産情報(雷と突風及びひょうに対する技術対策)

 

                             令和3年6月15日

                     青森県「攻めの農林水産業」推進本部

 

 青森地方気象台発表(2021年6月15日6時5分)「雷と突風及びひょうに関
する青森県気象情報 第1号」によると、青森県では、15日昼前から夜遅くにかけ
て、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。竜巻などの激しい突風、落雷、ひ
ょう、急な強い雨に注意してください。
 今後、強風等による農作物への影響が懸念されますので、気象情報に十分注意し、
次の点に留意して、被害の未然防止と軽減に努めてください。

 

【事前対策】
1 りんご等果樹
(1)おうとうの雨よけ施設やぶどうのハウス施設、りんごのトレリスなどの破損・
  倒壊を防ぐため、マイカ線等の締め直しや支柱等による補強を行う。
(2)りんごのわい化樹や幼木は、支柱への結束状況を点検し、ゆるんでいる場合は
  再度結束する。

 

2 野菜・花き・畑作
(1)ビニールハウスやトンネルでは、倒壊したり被覆資材が飛散しないよう施設等
  の点検、補修を行うとともに、マイカ線や支柱などで補強する。
(2)マルチ資材は、飛散しないよう土でしっかり固定する。
(3)施設周辺やほ場に排水溝を設け、排水対策に努める。

 

3 水稲
  4~5cm程度の適水位を維持しながら排水できるよう、ほ場の排水口で調節する
 とともに、排水路の点検・整備を徹底する。

 

4 畜産
(1)ロールベールサイレージは、ストレッチフィルムの破損を防ぐため、ブルーシ
  ート等で覆う。
(2)畜舎等は、破損を防ぐため、支柱等で補強するとともに、シャッターや窓など
  を完全に閉める。

 

【事後対策】
  降ひょうの被害を受けた場合は、病気が発生しやすくなるので、病気が蔓延しな
 いよう、薬剤を散布する。

 

210615 臨時農業生産情報(雷と突風及びひょうに対する技術対策)

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