臨時農業生産情報(降霜に関する技術対策)

臨時農業生産情報(大雨と突風に対する技術対策)

        臨時農業生産情報(大雨と突風に対する技術対策)

                            令和3年8月17日
                    青森県「攻めの農林水産業」推進本部

 青森地方気象台発表(2021年8月17日5時27分)「大雨と雷に関する青森
県気象情報第2号」によると、青森県では、下北と三八上北を中心に、17日の夜
から18日は大雨となる所がある見込みです。また、落雷や突風も予想されるため、
今後の気象情報に十分注意し、次の点に留意して、被害の未然防止と軽減に努めてく
ださい。
 なお、ほ場の見回り等については、危険な場所には近づかず、安全を十分確保して
慎重に行ってください。

 

【事前対策】
1 共通の対策
 8月9日から10日にかけての大雨により地盤が緩んでいることを念頭に置い
て、崩壊の恐れがある農地・林地及び農道・林道並びに増水中の河川などには、絶
対に近寄らないようにし、異常を発見した場合は、速やかに市町村等へ連絡する。

 

2 水稲
 浸水・冠水被害防止のため、排水路の清掃や補修、畦畔の補強を行う。

 

3 野菜・花き・畑作
(1)ほ場や施設周辺に排水溝を設けるなどの排水対策を行う。
(2)ビニールハウスやトンネルでは、倒壊したり被覆資材が飛散しないよう施設の
  点検補修を行うとともに、マイカ線や支柱などで補強する。
(3)ながいもなどの支柱は、倒れないように補強する。

 

4 りんご等果樹
(1)低地や排水不良の園地では、排水溝を設けるなどの排水対策を行う。
(2)防風ネットを張り、破れている部分は補修する。
(3)りんごのわい化樹や幼木は、支柱のぐらつきや結束状況を点検し、ゆるんでい
  る場合は補強する。
(4)ぶどうの垣根、なし棚、ハウス施設等は、支柱等で補強する。
(5)収穫適期に達した果実は、速やかに収穫する。降雨時に収穫する場合は、泥が
  付着しないように注意する。

 

5 畜産
(1)畜舎に雨水が流入した場合に備え、早めに除ふん作業を済ませ、紙袋の飼料等
  は浸水しない場所に移動する。
(2)ロールベールサイレージは、ストレッチフィルムの破損を防ぐため、ブルー
  シート等で覆う。
(3)畜舎等は、破損を防ぐため、支柱等で補強するとともに、シャッターや窓など
  を完全に閉める。

 

6 農地・農林業用施設
(1)ため池は、貯水位が高い場合には放流して水位を十分に低下させておくととも
  に、洪水吐、水門等を点検し、通水の阻害となる土砂、ゴミや流木等を除去する。
(2)水路は、水門が適正に閉じている、あるいは開いていることを確認し、通水の
  阻害となる土砂、ゴミや流木等を除去する。

 

【事後対策】
1 共通の対策
 浸水や冠水したほ場・園地では、明きょやポンプにより速やかに排水する。

 

2 水稲
(1)土砂や流木等が流入した場合は、速やかに取り除く。
(2)畦畔や用排水路が破損した場合は、速やかに補修する。
(3)倒伏した場合は、できるだけ早く株起こしを行う。
(4)冠水したほ場では、水が引いた後、できるだけ動力噴霧機等で散水し、稲に付
  着した泥を洗い流す。
(5)浸水や冠水したほ場の品質低下が懸念される場合は、被害を受けなかったほ場
  と区分して収穫する。

 

3 野菜・花き・畑作
(1)果菜類で冠水した場合には、動力噴霧機で散水した後、マルチを除去して、株
  元を乾かし、根の回復を図るとともに、冠水した果実は早急に取り除く。また、
  浸水した場合は、草勢の低下を防ぐため、摘果や早採りで着果負担を軽減する。
(2)ながいも等のほ場で、穴落ちしている場合は、速やかに修復する。
(3)浸水・冠水等により損傷を受けた場合は、病気が蔓延しないよう、薬剤を散布
  する。
(4)露地野菜において種子が流出したほ場は、再度は種を行う。
(5)降雨により肥料の流亡が考えられる場合には、速効性の窒素やカリ肥料を追肥
  する。

 

4 りんご等果樹
(1)園地が冠水した場合は、できるだけ早く、果実や葉に付着したゴミを取り除き、
  泥を清水で洗い落とす。また、有袋果は速やかに除袋し、これらの管理を行う。
(2)倒伏した樹は、できるだけ早く起こして、支柱で支える。
(3)ぶどうの垣根、支柱等が倒れた場合は、速やかに補修する。
(4)果実を加工用に仕向ける場合は、農薬使用基準上の問題がないことを確認する。

 

5 畜産
(1)畜舎が浸水した場合は、家畜伝染病の発生を予防するため、消毒を徹底する。
(2)ロールベールサイレージのストレッチフィルムが破損した場合は、破損部分を
  速やかに補修するとともに、できるだけ早く家畜に給与する。
(3)冠水等の被害を受けた飼料は、品質を見極め、十分注意して給与する。
(4)倒伏した飼料用とうもろこしで、今後の回復が見込めない場合は速やかに収穫
  ・調製する。

 

6 農地・林地・農林業用施設
(1)農地・林地・農林業用施設が被災した場合は、速やかに被災状況を市町村へ報
  告する。
(2)被災した農地・林地及び農林業用施設は、身の安全を確保した上で、シートで
  被災箇所を覆うなど、被害が拡大しないよう努める。

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