臨時農業生産情報(暴風雪に対する技術対策)

臨時農業生産情報(暴風雪に対する技術対策)

 

令和4年1月11日

青森県「攻めの農林水産業」推進本部

 

 青森地方気象台発表(2022年1月11日05時53分)「高波と風雪に関する青森県気象情報 第2号」によると、青森県では、12日は発達する低気圧と強い冬型の気圧配置の影響で荒れた天気となる見込みで、雪を伴った警報級の風となる可能性があり、強い冬型の気圧配置は14日頃にかけて続く見込みです。
 今後の気象情報に十分留意し、被害の未然防止、軽減及び拡大防止に努めてくださ
い。

 

【事前対策】
1 野菜・花き等のハウス
(1)倒壊したり被覆資材が飛散しないようハウスの点検、補修を行うとともに、マイカ線や支柱などで補強する。
(2)野菜・花き等を栽培しているハウスでは、ハウス内を密閉し、保温資材で保護するなど温度管理に十分注意する。
(3)ハウスの倒壊を防ぐため、ハウスに積もった雪は早めに下ろす。また、ハウス内を暖房して融雪を促し、落雪を容易にする。

 

2 畜産
(1)ロールベールサイレージは、ストレッチフィルムの破損を防ぐため、シート等で覆う。
(2)畜舎等は、破損を防ぐため支柱等で補強するとともに、シャッターや窓などを完全に閉める。

 

【事後対策】
1 共通事項
(1)降雪中、降雪後の施設の確認・除雪作業については、作業者の安全確保を最優
先し、基本的に、降雪が収まり施設の安全が確保された時点で行う。

 

2 野菜・花き等のハウス
(1)ハウス側面に積もった雪は、速やかに除排雪する。
(2)ハウスが倒壊または破損した場合は、速やかにパイプの修復・補強やビニール等の張り替えを行い、保温に努め、農業共済に加入しているハウスについては、損害評価を受けるなど農業共済組合と連携を密にして早期の復旧に努める。
(3)寒締めほうれんそうなど収穫できる作物は、速やかに収穫する。

 

3 畜産
(1)積雪による畜舎等の倒壊を防ぐため、屋根の雪下ろしを行う。

(2)フィルム製の屋根材を使用している堆肥舎等については、施設側面の除排雪を行う。

 

220111 臨時農業生産情報(暴風雪に対する技術対策)

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