臨時農業生産情報(雪と降霜に対する技術対策)
令和5年4月7日
青森県「攻めの農林水産業」推進本部
青森地方気象台発表(2023年4月7日12時30分)「雪と霜に関する青森県気象情報 第1号」によると、青森県では、上空に寒気を伴った気圧の谷の影響により、8日夜から9日にかけて山沿いを中心に雪が降り、積雪となる所がある見込みです。また、9日朝は霜のおりるおそれもあり、注意が必要です。
今後の気象情報に注意し、次の事項に留意して、被害の未然防止と軽減に努めてください。
1 水稲育苗・野菜・花きのハウス等
必要に応じて、屋根雪は早めに下ろすほか、内側から支柱を入れて補強する。
2 水稲
(1)ハウス育苗では、保温資材で被覆するか暖房器具で加温する。
(2)トンネル育苗では、保温資材で二重被覆する。
3 野菜・花き
(1)ハウス栽培では、保温資材で被覆するか暖房器具で加温する。
(2)トンネル栽培では、保温資材で二重被覆する。
(3)露地栽培の場合は、べたがけ資材で被覆する。
(4)被害を受けても回復の見込みがある場合は、早急に葉面散布剤などの散布により、回復に努める。
4 りんご等果樹
(1)防霜ファンが設置されている園地では、ファンの始動温度を2℃に設定し、著しく低温になったときは、燃焼法を併用する。
(2)燃焼法では、気温が0℃になったら燃焼資材に点火する。
(3)ぶどうの無加温ハウスでは、石油ストーブ等で加温する。
5 畜産
畜舎等の施設は、破損を防ぐため、支柱等で補強するとともに、積もった雪の除排雪を行う。