臨時農業生産情報(降霜に対する技術対策)

クマの出没に注意してください!

今年は県内全域でクマの出没が相次ぎ、農作業中の人身被害も3件発生しています。

  • 6月8日(木)17時40分頃 弘前市石川地区で農作業をしていた女性(60代)が手足を負傷
  • 7月28日(金)5時45分頃 弘前市小沢地区で農作業をしていた男性(70代)が手首等を負傷
  • 9月25日(月)15時55分頃、黒石市南中野地区で農作業の合間に休憩をしていた女性(60代)2人が頭部等を負傷

クマの出没状況に気を配り、作業中はラジオなど音の出るものを携帯するなどして、クマと遭遇しないよう注意しましょう!

ツキノワグマ出没注意報について

林野庁東北森林管理局が実施した令和4年度秋期の結実状況調査の結果、クマのエサとなるブナの実が並作であり、このことは県が定める「ツキノワグマ出没注意報等発表実施要領」に基づく注意報発表の基準に該当することから、令和5年4月7日(金)から11月20日(木)まで、県内全域において「ツキノワグマ出没注意報」が発表されています。
ブナの実が豊作又は並作の場合は、クマの栄養状態が良くなり出産が増え、冬眠明けの母グマが子グマのエサを求めて行動範囲を広げるおそれがあります。

クマに出会わないために

クマは春先に冬眠から目覚め、5月頃~11月頃まで山菜、昆虫、木の実などの食物を探してよく動き回ります。
特に、山菜、好物のタケノコやキノコを求めて活発に行動しています。
また、子連れの親グマは子どもを守るため気性が荒くなっています。子グマに近寄ったり、刺激することで襲われる可能性があります。
1.あらかじめクマ出没情報や標識に注意し、危ない場所には近づかないこと。
2.必ず2人以上で行動し、単独で山には入らないこと。
3.食べ残しや食べ物の容器等を野外に置かないこと。
※クマをその場所に引き寄せる原因になります。
4.夕暮れや明け方のクマが活発になる時間や霧の深い日は山に入らないこと。
5.クマの足跡や糞などを見つけた場合は、その先には進まず引き返すこと。
6.クマも夢中で山菜を食べていることがあるので、山菜採りの際には周囲に注意すること。
7.会話をし、鈴や笛を身に付け、ラジオの音量を上げるなど、周りに音を出しながら行動すること。
※渓流の音が大きい場所や雨風の強い日はクマが人間に気づきにくい場合があります。
8.クマの生息域に近い地域では、家庭ゴミや農作物残渣の処理に注意すること。

もし、クマに出会ってしまったら

もしクマに出会ってしまった場合は、以下のことに十分注意してください。

1.遠くにクマを見つけたら、後ずさりしながら静かに立ち去ること。
2.クマがこちらに気づいたら、慌てず静かにしていること。
3.クマが近づいて来たら、クマの動きに注意しながら、ゆっくりと後退すること。
4.クマは逃げるものを追う習性があるため、背中を見せて走ったり、大声を上げたり、攻撃したりしないこと。
5.子グマの近くには必ず親グマがいるので、子グマを見ても決して近寄らないこと。
6.市街地でクマを見つけたら、安全な場所に移動し、最寄りの市町村役場や警察署へ連絡すること。

詳しい情報は

クマの出没状況や人身被害発生等の詳しい情報は、県自然保護課のHPをご確認ください。
https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kankyo/shizen/kuma_cyuui.html

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