令和5年度畜産生産情報第6号

令和5年10月13日
畜産生産情報 第6号
青森県「攻めの農林水産業」推進本部

◎家畜伝染病の防疫対策にしっかりと取り組もう

◎良質堆肥の生産と有効活用に努めよう

◇ 乳用牛 ~分娩時の事故防止~

分娩予定牛は、清潔で寝起きがしやすい環境で飼育する。分娩時は、経過を注意深く観察し、長時間経過しても分娩が進まない場合には、獣医師に診療を依頼する。

 

◇ 肉用牛 ~繁殖牛の退牧後の飼育管理~

舎飼い開始時は、飼料を急に変えないようにする。分娩2ヶ月前から概ね離乳までの期間は、過肥にならないように調節しながら、配合飼料の給与量を増やす。
また、蹄の伸び過ぎは、牛のストレスや疾病の原因となるおそれがあるため、定期的に削蹄を行う。

◇ 豚 ~冬期間の飼育管理~

1 寒さによる発育の停滞や飼料効率の低下を防ぐため、すきま風の防止や適切な保温などの防寒対策を徹底する。
2 部外者の農場立入りを禁止し、豚舎の出入口で靴等の消毒を設定する。
また、野生動物の侵入防止に努め、その排せつ物が飼料や飲水に混入しないようにする。

◇ 鶏 ~衛生管理~

冬期には高病原性鳥インフルエンザ等の発生リスクが高まるので、部外者の農場立入りを禁止、鶏舎衛生管理区域への出入口での消毒を徹底する。
また、野生動物の侵入防止に努め、その排せつ物が飼料や飲水に混入しないようにする。

◇ 草地・飼料作物及び環境保全 ~越冬前の草地管理~

1 経年草地は、土壌診断をした上で石灰や苦土等の土壌改良資材を施用する。
2 堆肥は、十分腐熟させ、土壌改良資材や肥料資材として活用する。
3 とうもろこしサイレージは、カビや二次発酵に十分注意し、適切に給与する。

令和5年度畜産生産情報第6号(要約)

令和5年度畜産生産情報第6号(本文)

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