野菜畑作生産情報第5号(要約版) 平成29年8月18日 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎ながいも、ねぎ等の根菜類・葉菜類の生育は順調。トマトでは一部着色が遅れ気味。 ◎品目やほ場に応じて病害虫防除と排水対策を徹底しましょう! ◎低温、日照不足が続いているので、特に病害に注意し、防除を徹底しましょう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○大豆 1 生育は、ほぼ平年並となっている。 2 食葉性害虫の早期発見・早期防除に努めるとともに、マメシンクイガや紫斑病の適期防除を徹底する。 3 台風や大雨に備え、明きょを手直しして排水溝へ接続するなどの対策を徹底する。 ○小麦(は種の準備) 1 適期(9月15日~25日)には種できるようほ場を準備する。 2 ほ場の団地化を図り、明きょや弾丸暗きょなどで十分な排水対策を行う。 3 紅色雪腐病の被害を予防するため、種子消毒を行う。 ○ながいも 1 生育は、おおむね順調である。 2 葉渋病、炭疽病など病害の防除を徹底するとともに、ナガイモコガ、アブラムシ類などの害虫の早期発 見・早期防除に努める。 3 台風など強風や大雨に備え、ネットや支柱を補強し、明きょを手直しして排水溝へ接続するなどの対策 を徹底する。また、植溝が陥没したときは速やかに埋め戻す。 ○にんにく 1 病害虫が発生していないほ場を選んで作付ける。 2 堆きゅう肥や土壌改良資材は、土壌診断結果に基づいて施用し、必要量以上に投入しない。 3 病害虫に汚染されていない種子を確保し、種子消毒して使用する。 4 種球の分割・調製はできるだけ植付け直前に行う。 ○夏だいこん 1 生育は、出芽が良好で順調である。 2 軟腐病、キスジノミハムシの防除を徹底する。 ○秋にんじん 1 生育は、地上部、地下部とも平年を上回り、順調である。 2 黒葉枯病、ヨトウムシなど病害虫の早期発見・早期防除に努める。 ○ごぼう 1 生育は、地上部、地下部とも平年並で順調である。 2 黒斑細菌病などの防除を徹底する。 ○夏秋トマト 1 5月上旬定植では7段果房、5月中旬定植では5段果房の収穫始めとなっており、県南地域では、7月 下旬以降の低温により着色が遅れ気味となっている。 2 肩換気などにより適正な温度管理に努める。また、十分なかん水、適切な肥培管理により草勢の維持に 努める。 3 9月以降は裂果の発生が多くなるので、土壌水分が極端に変化しないようにする。 4 灰色かび病、葉かび病、アザミウマ類の防除を徹底するとともに、タバコガ類、コナジラミ類の早期発 見・早期防除に努める。 ○ねぎ 1 生育は、草丈、茎径とも平年並で順調である。 2 最終培土は、収穫の30日前頃に行い、葉の分岐部まで丁寧に土を寄せ、軟白長30㎝以上を確保する。 3 べと病、軟腐病、さび病、黒斑病、アザミウマ類など病害虫の防除を徹底する。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎ほ場を見回るなど農作物の盗難防止に努めましょう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎決め手は土づくり! 日本一健康な土づくり運動展開中! ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎農薬は適正に使用しましょう。 1 農薬の飛散を防止する! 2 農薬は使い切り、河川等へ絶対捨てない! 3 農薬を使用する場合には、必ず最新の農薬登録内容を確認! 【農薬情報】(http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_info/) 【農薬登録情報提供システム】(https://pesticide.maff.go.jp/) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎農作業中は熱中症に気をつけましょう。 1 日中の暑い時間帯は作業を避けるとともに休憩をこまめに取る! 2 通気性の良い作業着や帽子を着用し、汗で失われる水分や塩分を十分に補給する! ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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