稲作生産情報第2号(要約) 平成29年4月4日 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 浸種は丁寧に、催芽は「ハト胸状態」を必ず確認しよう。 健苗育成と適正施肥で、良食味・高品質米を生産しよう。 <育苗作業> 1 苗代や育苗ハウスに雪が残っている場合は、消雪作業を急ぐとともに、排水を設置するなどして、 置床の乾燥を早める。 また、育苗ハウスに損傷がみられ場合は、育苗作業に支障がないよう早めに補修する。 2 浸種や催芽作業は、芽を伸ばしすぎないよう注意して行い、ハト胸程度(芽長さ0.5~1ミリ程度) に仕上げる。 3 は種量は、中苗で箱当たり、催芽籾で125g(乾籾で100g)を目安とし厚播きにならないように 注意する。 4 は種後の気温が低く、出芽の遅れが懸念される場合は、出芽を促進するため育苗箱を育苗器で加温して から置床に設置する。 5 降霜や低温が予想される場合は、被覆資材で保温に努めるなど、生育時期にわせた温度管理を徹底する。 6 かん水は、機械的に毎日かん水せず、箱土が乾いて苗の葉先が巻き始めたら午前中のうちに、 育苗箱の底までしみ込むよう十分に行う。 7 育苗跡地に他作物を栽培する場合は、置き床にビニールなどを敷いて、箱施した農薬が置床に こぼれ落ちたり、かん水した水とともに農薬が浸透しないよにする。 <本田作業> 1 低温時に深水管理ができるよう、畦塗機を活用して、畦畔のかさ上げや補強行う。 2 堆肥等の有機物やケイカル、ようりん等の土づくり肥料は、低温や病害等にする抵抗力を高めるので、 土壌診断を実施し適正に施用する。 3 施肥は、多肥栽培を避けて、水田ごとに適正に行う。
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