令和6年稲作生産情報 第3号(5月10日発行)

〇きめ細かな温度管理で健苗を育成しよう!

〇田植えは、天気の良い日を選んで行い適期内に終えよう!

〇水管理は、日中止水(とめみず)・夜間かんがいの基本を守ろう!

 

育苗管理

丈夫な苗づくりのため、天候に合わせたきめ細かな温度・水管理に努める。田植え5~7日前頃から、降霜や強風が予想される時以外は、夜間もハウスやトンネルを開放して外気に慣らす。

本田作業

1 田植えは、温暖な日を選び、5月25日頃までに終了する。
2 苗の活着を促進するため、日中止水・夜間かんがい(夕方又は早朝に入水)の基本を守り、掛け流しは行わない。また、温暖な日は2~3cm程度の浅水で水温の上昇を図り、低温の日は苗が冠水しない5cm程度のやや深水にして保温する。
3 除草剤は、前年発生した雑草を考慮して選定し、使用基準を守って使用する。除草効果の維持と水質汚染防止のため、散布後7日間は落水や掛け流しは行わない。

病害虫の防除

1 例年いもち病が発生するほ場では、育苗箱施用剤等により予防防除する。
2 補植用苗を放置したままにするといもち病の発生源となるので、補植が終わったら直ちに処分する。
3 斑点米カメムシ類の生息地となる畦畔のイネ科雑草は、開花・結実する前に刈り取る。

農薬の適正使用

育苗箱に農薬を使用する場合は、こぼれ落ちた農薬が後作の作物に吸収されないようにあらかじめハウスの置床にシートを敷くか、ハウスの外で作業する。

農作業事故の発生防止

1 農業機械の点検・整備を徹底し、点検時にはエンジンを止める。
2 農作業時は適度に休息をとりながら、焦らず、急がず、慎重に行う。

 

R06 稲作生産情報第3号(本文)R06 稲作生産情報第3号(要約)

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