◎口蹄疫や豚熱等の家畜伝染病の防疫対策にしっかり取り組もう。
◎公共牧場の有効活用と自給飼料の安定確保を進めよう。
◇ 乳用牛 ~乳質・乳成分データのチェック~
出荷乳の乳質・乳成分データをチェックし、良質な生乳生産を心がける。特に、体細胞数が増加している場合は、牛の状態を確認し、乳房炎に感染している場合は早期治療に努める。
また、細菌数の増加を防ぐため、搾乳機器等の日頃の洗浄・殺菌作業を再点検するとともに、バルククーラーの定期点検を行う。
◇ 肉用牛 ~放牧中の飼育管理~
ダニが媒介し、小型ピロプラズマ原虫が原因となる牛タイレリア病(ピロプラズマ病)の発生を防止するため、放牧中は定期的に殺ダニ剤を使用する。また、初めて放牧する牛は特に注意して看視し、異常が見られる場合には、速やかに退牧させ治療する。
◇ 豚 ~肉豚の衛生管理~
令和6年5月に岩手県で豚熱が発生したことから「飼養衛生管理基準」の遵守を徹底する。
◇ 鶏 ~あすなろ卵鶏の飼育管理~
あすなろ卵鶏の飼育は、鶏舎構造、飼育密度に注意し、発育段階に応じた採卵鶏用配合飼料を給与する。
◇ 草地・飼料作物 ~草地及び飼料畑の管理~
1 1番草の収穫は、開花始期までに終えるよう、天候を見極めながら刈り取り作業を進める。
2 2番草の収量を確保するため、1番草刈取後は速やかに追肥する。
3 アワヨトウの早期発見に努め、多発した場合、刈取可能な草地は直ちに収穫する。
◇ 農業保険
農業保険(家畜共済・収入保険)などに加入し、様々なリスクに備える。