◎ ほ場やハウス周辺の排水対策を徹底しよう!
◎ ながいもは、新いもの長さを確認して適期に追肥しよう!
◎ 施設では換気や遮光をこまめに行うなど、温度管理を徹底しよう!
◎ 野菜、花きの品質保持のため、涼しい時間帯に収穫しよう!
◎ 病害虫の発生に注意し、早期発見・早期防除に努めよう!
○ 大豆
1 生育は、草丈、葉数ともに平年を上回っており、おおむね順調である。
2 大雨などで滞水しないよう、明きょと排水溝を点検し、排水対策を徹底する。
3 大豆の生育が遅れているほ場では、土寄せを浅くする。
4 雑草の発生が多いほ場では、中耕・培土の回数を増やしたり、大豆の生育期に使用可能な除草剤を散布する。
5 べと病、アブラムシ類及び食葉性害虫などの病害虫は、発生状況を確認して適期防除に努める。
○ ながいも
1 地上部、地下部の生育は、地域やほ場によるバラツキが見られるもののおおむね順調である。
2 早植栽培(頂芽付1年子)の第1回目の追肥時期は、新いも長5cmを目安とし、第2回目以降の追肥は、12~14日間隔で行う。
3 普通栽培(頂芽切除)の第1回目の追肥時期は、新いも長10~15cmを目安とし、2回目、3回目の追肥は、10日間隔で行う。
4 葉渋病、炭疽病、ナガイモコガ、アブラムシ類の発生に注意し、早期発見・早期防除に努める。
5 台風など強風や大雨に備え、ネットや支柱の補強など、排水対策を徹底する。
○ ばれいしょ
1 いも数は平年をかなり下回るが、いも重は平年をやや上回り、生育は順調である。
2 曇雨天が続くと、疫病が急激に増加するため、収穫まで期間がある場合は、7~10日おきに降雨の合間をぬって防除を行う。
3 収穫は、茎葉が黄変し、枯れ上がってから10日後位に行う。
○ ごぼう
1 は種作業の遅れにより、草丈は平年を大幅に下回っているものの、葉数は平年並まで増加し、生育は順調である。
2 黒斑細菌病、ハモグリバエ類等が散見されていることから、早期発見・早期防除に努める。
○ 夏だいこん
1 は種作業は平年並に行われ、出芽は良好である。
2 軟腐病、キスジノミハムシ、コナガ、アオムシの発生に注意し、早期発見・早期防除に努める。
○ 夏秋トマト(雨よけ栽培)
1 生育はおおむね順調で、6月末から収穫が始まっている。
2 葉先枯れやガク枯れのほか、花落ち、尻腐れ果が一部で見られている。
3 灰色かび病、葉かび病、アザミウマ類、タバコガ類等の発生に注意し、早期発見・早期防除に努める。
4 追肥及びかん水は、水分要求量が高くなる午前8~9時頃に行う。
5 ハウス内の高温に注意し、サイドの開放と併せて、肩換気やツマ面換気も行うとともに、高温が続く場合は、軟果に注意しながら、通路にもかん水する。
○ メロン(雨よけ栽培)
1 トンネル栽培(4月下旬~5月上旬定植)の生育は順調である。
2 収穫は、着果後の日数や外観、試し切りによる糖度・肉質の状況などから判断し、収穫遅れにならないようにする。朝夕の果温が低いうちに収穫する。
○ ねぎ
1 生育はおおむね順調である。
2 べと病、黒斑病等の早期発見に努め、各病害虫に効果的な薬剤を選択し防除する。
3 最終培土は、太さ20~22mm、収穫20~30日前を目安に行う。
○ 夏秋ギク
1 生育はおおむね順調である。
2 白さび病、アブラムシ類、アザミウマ類等の早期発見・早期防除に努める。
3 切り前は、出荷先により異なるため事前に確認する。
4 涼しい時間帯に収穫する。
○ 秋ギク
1 生育は順調である。
2 ハウス内が高温・過湿にならないように管理する。
3 かん水は、活着まではこまめに、活着後はほ場の乾燥状態を見ながら行う。
○ トルコギキョウ
1 生育はやや早まっている。
2 ハウス内が高温・過湿にならないように管理する。
3 不要な側枝は早めに摘み取り、頂花らい(1番花)も早めに除去する。
4 涼しい時間帯に収穫し、速やかに鮮度保持剤による前処理を行う。