健康な土づくりを基本として、化学肥料や化学合成農薬の使用を低減し、環境への負荷を軽減した環境にやさしい農業を後押しする有機JAS認証や青森県特別栽培農産物認証制度、みどり認定、補助事業などの支援制度のほか、研修会やイベント情報などを紹介しています。
認定制度・認証制度
あおもりエコファーマー認定制度
「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」に基づき、土づくり、化学肥料の低減、化学合成農薬低減を一体的に行う生産計画を作成し、県知事から認定を受けた農業者が「エコファーマー」です。
注)法の廃止(みどり認定制度に移行)に伴い、新規の認定は受け付けていないので、みどり認定を御検討ください。
「エコファーマー」認定制度(青森県Webサイト)

みどり認定制度(みどりの食料システム法の認定制度)
みどりの食料システム法に基づいて、環境負荷低減に取り組む農業者が作成する5年間の「環境負荷低減事業活動実施計画」を県知事が認定しています。
環境負荷低減の取組には、土づくりと化学肥料及び化学合成農薬の低減を一体的に行うことや、水田の中干しなど温室効果ガスの排出削減、バイオ炭の農地施用などがあります。
「青森県環境負荷低減事業活動の促進に関する基本的な計画」及びみどり認定(みどりの食料システム法の認定制度)について(青森県Webサイト)
青森県特別栽培農産物認証制度
化学肥料と化学合成農薬を使わないか、地域の栽培方法よりも50%以下に低減して栽培した農産物を県が認証する制度です。
「青森県特別栽培農産物認証制度」のページ(青森県Webサイト)

有機JAS認証制度
米や野菜では2年前から、果樹は3年前から、化学肥料と化学合成農薬を使用していない田や畑で、化学肥料と化学合成農薬を使わずに生産が行われていることを認証する制度で、認証は国に登録された認証機関が行っています。
認証を受けた事業者だけが有機JASマークを貼ることができ、有機農産物やオーガニックなどと表示することができます。
有機食品の検査認証制度(農林水産省Webサイト)

支援制度
有機農業など環境にやさしい農業に取り組んでいる方・取り組みたい方が、取組段階に応じて活用できる支援事業などを紹介します。 興味のある方は、最寄りの地域県民局地域農林水産部に御相談ください。 なお、最新の情報は、それぞれのリンク先から御確認ください。
化学肥料・化学合成農薬の削減割合

※エコファーマーは、新規の認定は受け付けていません。
みどり認定のメリット措置
環境負荷低減に取り組んでいます!
環境負荷の低減に取り組む5年間の事業計画を作成し、県知事の認定「みどり認定」を取得すると、以下のメリットがあります。
- 設備投資の際の税制優遇(所得税・法人税の特別償却)
- 日本政策金融公庫の無利子融資等の活用(農業改良資金や)
- さまざまな国庫補助金の採択でポイント加算などの優遇
対象事業は「みどりの食料システム戦略 逆引き施策活用ブック」に載っています。
「青森県環境負荷低減事業活動の促進に関する基本的な計画」及びみどり認定(みどりの食料システム法の認定制度)について(青森県Webサイト)
みどりの食料システム戦略 逆引き施策活用ブック(農林水産省Webサイト)
グリーンな栽培体系加速化事業
そもそも、どうすればできるんだろう…?
地域において、環境にやさしい栽培技術と省力化になる技術の両方を実証して、栽培マニュアルと産地戦略を策定する市町村や農協を支援します。
グリーンな栽培体系(農林水産省Webサイト)
環境保全型農業直接支払交付金
化学肥料・化学合成農薬を5割以上低減しています!
2人以上の農業者が、環境保全に効果の高い営農活動に取り組む場合に、掛かり増し経費を支援します。
例1
化学肥料と化学合成農薬を5割以上低減した栽培と合わせて、堆肥施用 又は 緑肥施用 又は 総合防除 又は 炭の投入を実施
→2,000~5,000円/10a
例2
有機農業の取組
→14,000円/10a(そば等雑穀は3,000円/10a)
有機転換推進事業
国際水準の有機農業に新たに取り組みたい!
新たに国際水準の有機農業に取り組む農業者に対し、転換初年度目の掛かり増し経費(2万円以内/10a)を支援します。
有機農業に初めて取り組む場合や、慣行栽培から有機農業に初めて転換するほ場、新たな品目で有機農業に取り組む場合などが対象です。
有機農業を始める方への支援を行います!(農林水産省Webサイト)
有機農業新規参入者技術習得支援事業
有機JAS認証を取得したい!
新たに有機農業に取り組む農業者が有機JAS認証取得に必要な知識や経験を学ぶ機会を提供しています。
有機農業新規参入者技術習得等支援事業(農林水産省Webサイト)
有機農業拠点創出・拡大加速化事業
地域で有機農業に取り組みたい!
有機農業を推進する特定区域の設定に向けて、市町村による有機農産物の学校給食での利用や産地と消費地の連携等による生産から消費まで一貫した有機農業推進拠点(オーガニックビレッジ)づくりを支援します。
オーガニックビレッジのページ(農林水産省Webサイト)
農産物の負荷低減の見える化~みえるらべる~
環境負荷低減の取組を伝えたい!
国のガイドラインに基づき、「温室効果ガス削減への貢献」や「生物多様性の保全」の取組を等級ラベル「みえるらべる」で表示することができます。
取組例
稲の中干し期間の延長・バイオ炭の農地施用、家畜排せつ物の管理方法の変更、アミノ酸バランス改善資料の給餌 等
見つけて!農産物の環境負荷低減の取組の「見える化」 ~温室効果ガス削減への貢献と生物多様性保全への配慮~(農林水産省Webサイト)
農林水産分野のJ-クレジット制度
温室効果ガスの削減に取り組んでいます!
J-クレジット制度とは、CO2等の排出削減量・吸収量を国が認証し、取引する制度で、農林漁業者は、クレジットの販売収入が期待できます。
取組例
稲の中干し期間の延長、バイオ炭の農地施用、家畜排せつ物の管理方法の変更、アミノ酸バランス改善資料の給餌 等
その他の参考情報
みどりの食料システム戦略トップページ(農林水産省Webサイト)
【有機農業関連情報】トップ ~有機農業とは~(農林水産省Webサイト)