◎家畜伝染病の防疫対策にしっかりと取り組もう。
◎家畜の暑熱対策にしっかりと取り組もう。
1 牛 ~夏季の飼育管理~
(1)飲水設備は常に清潔にし、新鮮な水を摂取させるほか、鉱塩等は十分な量を設置する。
(2)暑熱による採食量の低下を防ぐため、夜間の給与量を増やす。暑熱により人工授精での受胎率が低下する場合は、対策を見直し、受精卵移植の活用も検討する。
(3)窓の開放や換気扇だけでなく、牛舎内の資材は片付けるなどして、風通しをよくする。また、遮光ネットの設置や牛舎内外への散水で牛舎内温度の上昇を抑制する。
(4)毎日の健康観察により、熱射病の早期発見・早期治療に努める。
2 豚 ~夏季の飼育管理~
(1)病原体侵入防止対策を講じるとともに、異常発見時の早期通報を徹底する。
(2)扇風機などにより、豚舎内の換気を行うが、子豚には風が直接当たらないようにする。
(3)種雄豚の交配は、暑さによる造成機能や交尾欲低下を防ぐため、できるだけ涼しい時間帯の交配や人工授精との併用で行う。
3 鶏 ~夏季の飼育管理~
(1)病原体侵入防止対策を講じるとともに、異常発見時の早期通報を徹底する。
(2)飲水設備を点検し、常に新鮮な冷水を飲める環境を整備する。
(3)鶏舎の風通しを良くするとともに、鶏舎内への水の細霧や日よけの設置などを行う。
4 草地・飼料作物 ~2番草の収穫及び草地更新~
(1)2番草の刈遅れは、収量及び品質の低下につながるため、刈取適期を逃さないよう努める。また、株枯れの防止と刈取後の再生を促すため、刈取高さは 10 ㎝以上にする。
(2)計画的に草地更新を行い、生産力の回復に努めるほか、更新前には土壌診断を行い、その結果に基づいた土壌改良を行う。
(3)ツマジロクサヨトウと疑われる幼虫を発見した場合は、関係機関に問い合わせるとともに、多発した場合は殺虫剤の種類に注意し、防除する。
5 環境保全 ~畜舎汚水の管理~
(1)汚水量を増やさないよう、飲水設備及び畜舎から貯留槽、汚水処理施設に至る経路の点検・補修を行う。
(2)畜舎汚水を浄化処理、排水している施設では、1年に1回以上の水質測定と、測定結果の記録を3年間保存する。
6 農作業者の熱中症対策
これからの暑い季節は、農作業中に熱中症になるリスクが大きくなるため、こまめな休憩と水分・塩分補給を行い、立ちくらみやめまい等の熱中症の疑いを感じたら、作業を中止し、体調の回復に努める。
7 ツキノワグマの被害防止対策
(1)1人での作業をできるだけ避け、ラジオやクマよけスプレーを携帯するなど、人身被害の防止に務める。
(2)農地周辺の藪を刈払って見通しを良くすることで、クマの隠れ場所を無くし、クマが農地に近づきにくい環境を整える。
8 農業保険
家畜共済など、経営に合った保険に加入して、リスクに備える。