◎家畜伝染病の防疫対策にしっかりと取り組もう。
◎適期収穫と正しい調製作業で良質な自給飼料を確保しよう。
1 乳用牛 ~牛群検定成績を活用した飼育管理の改善~
(1)乳成分は個体の栄養状態を表しているため、数値の変化に十分注意し、必要に応じて給与飼料を増減する。
(2)体細胞数が高い傾向にある牛は、乾乳期のディッピングによる乳房炎の予防と早期治療に努める。
2 肉用牛 ~肥育牛の飼育管理~
(1)敷料の交換や飼槽の掃除、給水器の清掃などを定期的に行うとともに、暑熱時には牛舎の窓や出入口への遮光ネットの設置、送風機等によりストレスを軽減させる。
(2)ビタミンA欠乏症や肝機能障害には特に注意し、予防と早期治療に努める。
3 豚 ~人工授精による効率的な肉豚の生産~
(1)野生イノシシでの豚熱陽性が確認されていることから、関係者以外の衛生管理区域内への立入を禁止し、衛生管理区域へ立ち入った者等の記録や豚舎出入口での靴等の消毒を徹底する。
(2)人工授精の活用により、産肉性及び斉一性に優れた肉豚が生産できるほか、疾病予防や生産コストの低減が見込まれる。
4 鶏 ~飼養衛生管理基準の遵守~
(1)衛生管理区域専用の衣服及び靴の使用、家きん舎ごとの専用の靴の設置及び使用、野生動物の侵入防止等飼養衛生管理基準の遵守を徹底する。
(2)日常の観察を徹底し、異常鶏を発見した場合は、速やかに家畜保健衛生所に連絡し指導を受ける。
5 草地・飼料作物 ~トウモロコシサイレージ及び稲発酵粗飼料の調製~
(1)トウモロコシをサイレージに調製する場合、黄熟期に収穫し、速やかかつ厳重に密封する。
(2)稲を牧草収穫作業機でロールベールサイレージに調製する場合、土砂の混入を防ぐため、予乾・反転作業は最小限とする。
6 作業中の熱中症対策
(1)熱中症を予防するために、作業の休止時間及び休憩時間を確保し、定期的に水分及び塩分の摂取を行うよう心がける。
(2)通気性のよい服装やファン付作業服を着用する。
7 環境保全 ~畜舎汚水の管理~
(1)汚水量を増やさないよう、飲水設備及び畜舎から貯留槽、汚水処理施設に至る経路の点検・補修を行う。
(2)畜舎汚水を浄化処理、排水している施設では、1年に1回以上の水質測定と、測定結果の記録を3年間保存する。
8 ツキノワグマの被害防止対策
(1)1人での作業をできるだけ避け、ラジオやクマよけスプレーを携帯するなど、人身被害の防止に務める。
(2)農地周辺の藪を刈払って見通しを良くすることで、クマの隠れ場所を無くし、クマが農地に近づきにくい環境を整える。
9 農業保険
家畜共済など、経営に合った保険に加入して、リスクに備える。