臨時農業生産情報(強風に関する事後対策)

              臨 時 農 業 生 産 情 報
                             (強風に対する事後対策)

                                              平成29年4月18日
                                       青森県「攻めの農林水産業」推進本部

  4月18日に発生した強風により、被害を受けた地域では、次の事項に留意し、農作物の栽培管理に万全を
 期してください。

 1 共通事項
 (1)ハウスやトンネルなどの被覆資材が破損した場合は、早急にビニール等の手配を行い、速やかに修復す
   る。
 (2)農業共済に加入しているハウス等農業用施設については、損害評価を受けるなど農業共済組合と連携を
   密にして早期の復旧に努める。

 2 水稲
     育苗ハウスの被覆資材が破損し、修復に期間を要する場合は、は種作業や育苗の状況により次の対応を行
  う。
 (1)種子を浸漬中の場合は、芽の伸びすぎを防ぐため、早めに引き上げ、温度が上昇しない場所で陰干しを
   行う。また、催芽近くまで浸漬を行っている場合は、籾が乾燥しない程度に水を切り、5℃前後の冷暗所
   で保存する。
 (2)既に、は種や育苗を行っている場合は、育苗箱の乾燥や低温による出芽不良を防止するため、育苗箱を
   被覆資材等で覆い、保温・保湿に努める。
 (3)育苗ハウスの修復が困難な場合は、空きハウスへの苗の移動やトンネル被覆による保温、または、折衷
   苗代への切り替えを行う。
    
 3 野菜・花き
 (1)回復の見込みがある作物は、被覆資材等による保温対策を講ずるほか、生育を確保するために、早急に
   葉面散布剤を散布するとともに、病害虫防除を徹底する。
 (2)育苗中や定植後の作物で回復の見込みがない場合は、早急に種子のまき直しや苗の確保による補植を行
   う。
 (3)上記による対応ができない場合は、代替作物を作付する。

 4 りんご等果樹
 (1)枝が裂けた場合、回復可能なものは裂開部をひも等で固く縛るなどして接着する。接着不能なものは、
   早めに切り落とし、傷口にバッチレートを塗り、カルス形成を促進する。

290418臨時農業生産情報(強風に対する事後対策).pdf (154KB)

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