県では、親族以外の第三者へ継承するという選択肢があることを周知するため、県内の第三者継承の事例を集めた事例を作成しました。
第三者継承により農業経営を開始した新規就農者の事例集や、地域の農業法人による継承支援の取組について紹介しています。
後継者となる第三者にすぐに出会うことは容易ではありませんが、継承の意向を表明したことがきっかけで、新たな人材との出会いを引き寄せたケースもあり、廃業を選択する前に、第三者への継承を選択肢に入れて取り組むことは、個人にとっても地域にとっても十分に価値があることと考えています。
当冊子が、第三者継承をより身近なものとし、皆様の経営の行く末を検討する際の参考となれば幸いです。
事例集データ
掲載されている事例
第三者継承で新規就農
事例1 第三者継承で酪農経営の夢を実現(六ケ所村 酪農)
事例2 研修先農家のマッチングで経営継承(むつ市 夏秋いちご)
事例3 きっかけはアルバイト りんご園地の第三者継承(青森市 りんご)
事例4 自分の理想の畜産を 仕事を通じて巡り合えた縁(青森市 畜産(肉用牛繁殖))
事例5 地域おこし協力隊から園地継承でぶどう農家に(鶴田町 ぶどう)
地域の農業法人による継承支援
事例6 農業法人が従業員の個人経営を応援 地域の農地を引き受ける仕組み作り(藤崎町 水稲)
事例7 りんご高密植わい化栽培のトレーニングファームによる新規就農者の独立支援(弘前市 りんご)